about JNSC

日蘭学生会議は、大阪大学で実施されているグローニンゲン大学への短期研修を経験した学生たちが母体となって設立した団体です。日本とオランダに限らず、様々な社会で生じる普遍的な問題に対して自らの考えを深め、意見を交換・再認識し、社会への提言を目指しています。日本とオランダの関係は古く、19世紀以降の日本の発展を担った人材育成に「蘭学」は非常に大きな役割を果たしました。グローバル化が進む中で、もう一度、日蘭関係に立ち返り、文化の双発信を通して社会問題を考え直していきます。第1回日蘭学生会議では「教育」を、第2回では「働く」を、第3回では「文化とアイデンティティー」をメインテーマに熱い議論を交わしました。
グローニンゲン大学は、1614年に創立されたオランダで2番目に歴史のある大学で、2001年には日本研究センターを創設し、日本に大きな関心を持っています。一方、大阪大学は、1838年に緒方洪庵によって設立された適塾に由来する国立大学で、「地域に生き、世界に伸びる」をモットーに世界各国の大学と活発な国際交流を行っています。両大学の繋がりは歴史的に古く、2002年に正式に大学間協定を結んで以来、留学プログラムの実施や大阪大学グローニンゲンセンターの設立など、様々な形で交流が広がっています。

【JNSCの理念】
Develop, Exchange and Propose the Idea
  • Develop the idea (D)
    日蘭学生会議は、テーマについて真剣に探求し、自分の「考え」を深めます。資料を集めはもちろんのこと、多角的に深く物事をとらえるため、自らの足で現場に訪れ「見る、聞く、知る、理解する」を大切にしています。
  • Exchange the idea (E)
    オランダの学生と日蘭学生会議で議論することで、両国の制度や現状をお互いの視点から捉え再認識します。また、両大学の学生それぞれのアイデアを相互に検討し、未来に向けてより洗練されたアイデアを創造します。
  • Propose the idea (P)
    2つの過程を経て、考え出されたアイデアを学内外に発信する。様々な人に発信・共有すると同時に、学生自らがそれぞれの「考え」を再検討し、新たな探求・発展につなげていく。
DEPの3つの段階を幾度も踏むことで、学生の視野を広げ、国際感覚を身につけることを目指しています。自らを磨き、社会の発展に役立ちたいと考える学生に開かれた場として日蘭学生会議は発展していきます。